1979〜1996
NTT東京が15回のリーグ制覇
NTT東京の牙城を崩し、YKK九州が新しく王座に。
霜上和宏(写真)や現在も日本ユニシスでコーチとして活動するリオニー・マイナキーの活躍により、NTT東京や力をつけはじめたトナミ運輸らを抑え、1997年から2000年にかけて4連覇を成し遂げた。
日本ユニシス・トナミ運輸・NTT東日本による3強時代が続いた近年の男子。ここでは、その3強時代が生まれた経緯や活躍したチームを中心に、第1回大会からの歴史を振り返っていく。
NTT東京の牙城を崩し、YKK九州が新しく王座に。
霜上和宏(写真)や現在も日本ユニシスでコーチとして活動するリオニー・マイナキーの活躍により、NTT東京や力をつけはじめたトナミ運輸らを抑え、1997年から2000年にかけて4連覇を成し遂げた。
日本リーグ開幕時から参加しているNTT東日本(旧NTT東京・電電東京)が一時代を築いた。第1回大会こそ優勝をヨネックスに譲り2位だったが、第2回大会で初優勝を飾ると、87年から96年にかけては10連覇を達成。計15回の優勝で王者として君臨した。
2005年に日本ユニシスが初優勝を飾ると、以降、トナミ運輸、NTT東日本が3位までを独占する3強の時代に突入。NTT東日本の佐藤翔治やトナミ運輸の平田典靖/橋本博且、日本ユニシスの早川賢一/遠藤大由などが中心選手となり、王座の交代が繰り返されている。
近年では、日本ユニシスや再春館製薬所などが中心となって優勝争いが繰り広げられた女子の日本リーグ。しかし、初期〜中期では三洋電機やサントリーが長期間にわたって覇権を握っている。
第1回大会で優勝したサントリーは、三洋電機やヨネックスらのライバルたちと競いながらも、94年の第16回大会までに11回の優勝を果たして、女王として不動の地位を築いた。当時の中心選手は、最高殊勲選手賞を2度獲得した東海林文子や宮村愛子など。
86年、90年にも優勝している三洋電機が、95年に井田貴子や中山智香子/増茂孝枝を要して3度目の優勝を飾ると、そこから2009年までに13回の優勝を達成。
絶大な人気を誇ったオグシオこと小椋久美子/潮田玲子(写真右)らを中心に、02年から09年までに達成したV8は記憶に新しい。
2010年大会では、創部3年目の日本ユニシスが日本リーグ1部参戦1年目にして優勝という快挙を成し遂げた。しかし、他チームの強化も着実に進み、12年にはルネサス(現・再春館製薬所)、14年にはNTT東日本が初優勝を飾るなど、上位陣の混戦状態が続いている。